「最近、愛犬がご飯を食べてくれなくて困っている…」
「ドッグフードの種類が多すぎて、どれがうちの子に合っているの？」
大切な家族である愛犬のご飯だからこそ、
悩みは尽きませんよね。
この記事では、そんな飼い主さんの疑問や
不安を解決するために、
ドッグフードの基本的な種類や特徴、
そして愛犬に合った選び方のポイントを
分かりやすく解説します！
目次
ドッグフードの「目的」による3つの種類
ドッグフードには、まず「何のために食べるか」という目的によって、大きく3つの種類に分けられます。それぞれの役割をしっかり理解して、ワンちゃんが健康で暮らせるようにしましょう。
1. 総合栄養食（主食）
ワンちゃんの「主食」となるご飯です。
そのフードと水だけで、必要な栄養バランスをしっかり摂ることができるように作られています。
基本的には、まずこの「総合栄養食」と記載されているフードを選ぶ方が多いです。
2. 療法食
その名の通り、特定の病気や健康状態に合わせて、栄養バランスを調整したフードです。
必ず獣医師の診断・指導のもとで与えるもので、健康維持や病状の管理を目的としています。
自己判断で与えるのは避けましょう。
3. 一般食（おかず・おやつ）
食いつきを良くするための「おかず」や、「おやつ」として与えるものです。
総合栄養食とは異なり、これだけでは必要な栄養バランスを摂ることはできません。
必ず「総合栄養食」をメインに与えた上で、トッピングやご褒美として活用してくださいね。
ドッグフードの「タイプ」（水分量）による3つの種類
次に、フードの「水分量」によっても、大きく3つのタイプに分けられます。それぞれの特徴を理解して、ワンちゃんに合ったものを選んであげましょう。
1. ドライタイプ
最も主流な、いわゆる「カリカリ」のドッグフードです。
特徴
・水分含有量が10％以下と少なく、長期保存に向いている。
・固さがあるため、歯垢が付きにくいメリットがある。
・価格が比較的リーズナブルなものが多い。
注意点
固いために食べてくれなかったり、あまりお水を飲まない子の場合は水分不足になったりすることも。ふやかしてあげる、ウェットフードを混ぜるなどの工夫も必要です。
2. ウェットタイプ
缶詰やパウチに入った、水分が豊富なドッグフードです。
特徴
・水分含有量が約75％と非常に多い。
・柔らかく、香りが強いため、食いつきが良い傾向がある。
・あまり水を飲まない子でも、食事から自然に水分補給ができる。
注意点
高齢犬や噛む力が弱い子にもおすすめですが、柔らかい分、歯垢が付きやすいというデメリットも。また、ドライフードと比較すると価格は高めで、開封後の消費期限も短いです。
3. セミモイストタイプ
ドライタイプとウェットタイプの中間にあたる、半生タイプのフードです。
特徴
・水分含有量が25～35％程度。
・ドライフードより柔らかく、香りも強いため食いつきやすい。
・ウェットフードよりは保存性が高い。
注意点
柔らかさを保つために、人工添加物（湿潤調整剤など）が多く含まれている商品もあります。選ぶ際は、原材料の表示をしっかり確認することをおすすめします。
愛犬に合ったドッグフードの選び方 3つのポイント
では、実際にたくさんの商品の中から、どうやって選べば良いのでしょうか？ 基本となる3つのポイントをご紹介します。
1. ライフステージ（年齢）で選ぶ
まずは、愛犬の年齢に合ったものを選びましょう。 多くのブランドでは、成長期に必要な高カロリー・高タンパクな「パピー（子犬）用」、体型維持のための「成犬（アダルト）用」、消化しやすくカロリーを抑えた「シニア（老犬）用」と、分かりやすく分かれています。
2. 「原材料」と「体質」で選ぶ
ドッグフードを選ぶ上で、原材料のチェックは非常に大切です。日本の法律で安全基準は守られていますが、体質に合う・合わないは個体差があります。
主原料のチェック
原材料表記は、一番多く含まれているものから順番に書かれています。最初に「チキン」「サーモン」など、お肉やお魚がしっかり記載されているかを確認しましょう。
アレルゲンのチェック
「小麦」「とうもろこし」などの穀物（グレイン）や、特定のタンパク質（牛肉、鶏肉など）が、愛犬の体質に合っているか（アレルギーがないか）を確認しましょう。
添加物のチェック
不要な人工保存料、着色料、香料などが使われていないかどうかも、チェックしたいポイントです。
安全性の高い原材料でも、愛犬の体質によって合わない可能性は十分にあります。新しいフードを試す時は、少量から始め、うんちの状態や体調の変化を日々観察して、愛犬にとっての良いものを見つけていきましょう！
3. 健康状態やお悩みで選ぶ（獣医師と相談）
「最近太ってきた」「皮膚をよく掻いている」「おしっこの調子が悪い」など、気になる変化が出てきた場合は、自己判断せず、まずは動物病院で相談しましょう。
消化器系、腎臓、尿路系など、様々な病状に合わせた「療法食」があります。獣医さんの指導のもと、愛犬の健康状態に合わせたフードに切り替えてあげてくださいね。
まとめ
以上、ドッグフードの種類と選び方についてご紹介しました！ 大切なのは、まず「総合栄養食」を基本に、愛犬の「年齢」や「体質」、「健康状態」に合わせて選んであげることです。
「カリカリだけでは食べなくなった…」
「シニアの歳になり、食べやすいご飯を探している…」
「ご飯を噛まずに丸のみして困っている…」
というお悩みを持つ飼い主さんに、参考になれば幸いです！
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本ページの情報は、2025年11月時点のものです。
詳しくはホームページでご確認ください。
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